棚の中の収納でよくある悩み
棚の中の収納は、一見整理しやすそうに見えても、実際にはうまく使いこなせず悩みが多いものです。たとえば、収納したいものと棚のサイズが合わずに中途半端な隙間が生まれ、デッドスペースになってしまうケースはよくあります。収納棚の外寸や内寸を正確に測らずに詰め込むと、棚の金具や扉の開閉スペースに干渉して「入るのに使えない」状態になりがちです。
また、計画を立てずに空いているスペースへとりあえずものを入れると、どこに何を収納したか分からなくなり、探し物で時間を浪費する原因にもなります。その結果、同じ物を二度買いしたり、不要なものが残り続けて無駄なスペースが生じたりする恐れもあります。収納量を増やすには、棚の高さ・奥行き・横幅を余すことなく活用する工夫が必要です。
おしゃれで実用的!棚の中の収納アイデア6選
棚の中をすっきり整えるには、デッドスペースをなくし、取り出しやすさを工夫することが求められます。ここでは、見た目もおしゃれで実用的な整理収納アイデアを紹介します。
2-1. 上下を分ける仕切りを使う
棚の中に生まれるデッドスペースの代表例が、上部の空間です。棚板の高さを変えられない場合、コの字型のラックを追加することで、上下を分けて効率的に収納できます。小ぶりな棚や奥行きの浅い棚でも、置きたいもののサイズを事前に確認すれば、失敗を防げます。
DIY棚を作って板を追加する方法もありますが、手軽に仕切りを設けたい場合は隙間を有効活用できるラックを取り入れるとよいでしょう。
「収納ボックス下ラック タワー 2個組」は、ボックス下の隙間を活用してマグボトルやフリーザーバッグを収納できます。
「収納ボックス上ラック タワー 2個組」は、収納ボックスやファイルボックスの上を有効活用でき、キッチンや洗面所、本棚などに幅広く使えます。
2-2. 棚板の高さを調整する
棚の中を効率よく使うには、収納する人の身長やものの大きさに合わせて棚板の高さを調整するのが基本です。高すぎる位置に毎日使うものを置くと取り出しにくくなるため、使用頻度が高いものほど手に取りやすい場所に収納しましょう。
収納スペースを増やしたい場合は、空間いっぱいに高さを使い切る方法も有効です。棚の高さ調整を手軽に行いたい方には、山崎実業の「高さ調節シンク下ラック タワー 3段」がおすすめです。約2.5cm刻みで棚板を細かく調整でき、ホットプレートやカセットコンロなどのかさばる調理器具もすっきり収納できます。
2-3. 引き出しがあるアイテムで奥行きを活用する
棚の中で高さと同様に無駄が出やすいのが奥行きです。奥のスペースまで活用したいときは、棚に合う奥行きの引き出しを組み合わせるのが効果的です。引き出しなら中身を一目で確認でき、奥にしまったものもスムーズに取り出せます。
いろいろな生活用品を収納したいものの、生活感が気になるときは「隠す収納」を使う方法もあります。山崎実業の「隠せる引き出し収納 タワー」は、玄関では鍵や消臭スプレー、洗面所ではヘアケア用品、キッチンでは調味料の収納に便利です。棚板は2.5cmピッチで高さ調整できるため、場所を選ばず活躍します。
2-4. 収納ボックスを使う
横幅いっぱいにカラーボックスやファイルケースを並べれば、ほこりを防ぎながら見た目も整い、収納力が大きく向上します。箱型収納で揃えておけば、季節や使用頻度に合わせた入れ替えも簡単です。中身を入れたまま丸ごと移動できるため、片付けの手間も省けます。
細々としたものを収納したいときは、スリムな小物収納ボックスを使うとよいでしょう。山崎実業の「ハンドル付きスリム収納ボックス タワー」は、マグネット付きの可動式仕切りで、薬やメイク用品を細かく分類できます。ハンドル付きなので、持ち運びもスムーズです。
2-5. 左右を分ける仕切りを使う
棚の横幅を無駄なく活用するには、仕切りを取り入れて左右を区切る方法が有効です。仕切りスタンドを使えば、収納したいものを立てるだけでなく、幅を決めて詰めて置けるため、スペースを効率よく使えます。定位置が決まることで、管理もしやすくなります。
書類や本を立てて整理したいときは、仕切りとして使えるブックエンドを取り入れると便利です。山崎実業の「ティッシュが引き出せるブックエンド タワー」は、隙間からティッシュやキッチンペーパーを取り出せる機能もあり、書斎やキッチンなど幅広いシーンで活躍します。
2-6. ちょっとした隙間にキャスター付きラックを置く
押し入れやクローゼット、冷蔵庫横などにできるわずかな隙間には、キャスター付きのラックを取り入れると必要なときだけ引き出せ、奥にしまったものもスムーズに取り出せます。収納自体を動かせるため、家事用品や在宅ワーク用品をまとめて持ち運ぶなど、暮らし方の幅も広がります。収納場所が限られる場合は、隙間収納も積極的に活用しましょう。
わずかな隙間を活用したい場合はスリムワゴンが、中身を隠したい場合は蓋付きのワゴンがおすすめです。
山崎実業の「キャスター付きスリムワゴン タワー 4段」は、幅13cmの隙間に収まる設計でキッチンやランドリー収納に活用できます。
「蓋付き収納ボックスワゴン タワー L」はルーターやおもちゃ収納にぴったりで、蓋付きでほこりも防げるので衛生的に使えます。
棚の中を有効活用できる収納アイテム3選
棚の中をさらに快適に使いたいときは、機能性の高い収納アイテムを取り入れましょう。ここでは、山崎実業の製品の中から、限られた空間を有効活用できる便利なおすすめアイテムを紹介します。
3-1. 長皿収納ラック2段 タワー
魚用の長皿やカレー皿、グラタン皿などはサイズが大きく、重ね置きすると取り出しにくくなりがちです。「長皿収納ラック2段 タワー」は、長皿を上下2段で整理できる便利なアイテムです。
2本の支柱構造で横や前からサッと取り出せるため、日常使いもスムーズです。スチール製でシンプルかつ強度が高く、食器棚収納のデッドスペースを有効活用しながら、長皿をきれいに整頓できます。
3-2. 伸縮収納ラック タワー 2段
食器棚やパントリーのスペースを無駄なく活用したい方に便利なのが「伸縮収納ラック タワー 2段」です。幅を伸縮自在に調整できるため、設置場所や収納物に合わせて柔軟に使えます。
上段にはマグボトルや食器、下段にはキッチン小物を置くなど、用途に応じた使い分けも可能です。耐荷重は約5kgなので、ケトルやコーヒーメーカーなどの小型家電も収納できます。2Lのジャグボトルなど、日常的に使うアイテムをまとめてすっきり整理できる優れものです。
3-3. サングラス&小物収納ケース タワー
サングラスや腕時計などの小物類をすっきり整理したいときは「サングラス&小物収納ケース タワー」がおすすめです。すりガラス風の半透明デザインで中身を隠しつつさりげなく確認できるため、使い勝手とデザイン性を両立しています。
引き出しの底面にはフェルトマットが敷かれており、大切なアクセサリーを傷つけず保管できます。別売りのネックレス&ピアス収納ケースと組み合わせれば、アクセサリー類をまとめて管理でき、見た目も機能性も兼ね備えた収納が叶います。
まとめ
棚の中の収納は、ちょっとした工夫次第で格段に使いやすく整えられます。デッドスペースを解消したいときは、棚の高さ・奥行き・横幅を意識し、仕切りやボックス、引き出しなどを取り入れるのが効果的です。
上下を分ける仕切りや高さ調整のできるラックを活用すれば空間を無駄なく使え、引き出しタイプやキャスター付きラックを導入すれば奥のものもスムーズに取り出せます。収納テクニックを実践することで、探し物の時間や無駄な買い足しを減らし、毎日の生活が快適になります。まずは使いにくさを感じる棚から収納グッズを試し、自分に合う収納方法を見つけてみましょう。